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エアコン洗浄をしないと本当に水漏れするのか?

エアコン洗浄をしないと本当に水漏れするのか?

 

半分正解です。

 

残りの半分も水を排出する機能に異常をきたすので、あながち間違いとは言えませんがドレンポンプ付きのエアコンでは水が漏れる前にエアコンがエラーでストップします。

 

 

もっと詳しく知りたい方は読んでください、そうでない方は当社に発注お願いいたします。

 

 

ドレンポンプってなに?

 

という方に軽く説明を、

冷房時にフィン(熱交換器)が冷やされ、その時に結露が発生します。その結露水をドレンパンと言う結露水の受け皿で受け、ドレンホースというホースを通して外部に排出されます。

通常、水は重力により高い所から低いところに流れるので、ドレンホースはエアコンより高い位置を通すことはできません。

しかし、店舗などではエアコンから外部まで遠く、ドレンホースを天井裏に通していくことが多く、ダクトなどを避けたり適切な勾配をつけたりしなければならない為にエアコンより高い位置にドレンホースを通せると非常に工事が楽になり、エアコン設置場所の幅が広がります。そのためにドレンポンプというポンプで一旦、結露水をエアコンより高い位置に上げる装置がドレンポンプです。

 

ドレンポンプが付いているエアコンの殆どは、フロートスイッチというものがついておりドレンポンプが壊れたり、ドレンホースが汚れで詰まったりして結露水の排出に異常をきたしドレンパンに結露水が溜まった時にフロートスイッチが作動しエアコンはエラーで停止します。

 

上記の理由で冷房時以外はドレン関係のエラーは基本的には出ません。

 

エアコン洗浄をしなくて一番起きる異常が、排水機能の異常になります。

 

ドレンパンにはホコリやカビだけでなくスライムと言う物が発生します。スライムは微生物の死骸です。全く同じか検査したことないですが、同じような微生物を観賞魚マニアは、インフゾリアと呼びわざわざ増やして稚魚の餌にします。私もインフゾリアを増やしたことがありますが、ちょっと気を抜くと水が腐って死んでしまいます。そんな微生物を環境がマッチするとエアコン内部のドレンパンの中で爆殖しドレンホースを詰まらせます。

飲食店のような微生物にとって餌となる物が多いところ、プールや銭湯の脱衣所などの湿気が多い場所は良くスライムが発生します。

 

昨今、インバーター式のエアコンの普及でスライムの発生頻度が高まっています。

 

一昔前は、一定速と呼ばれたエアコンがありコンプレッサーがオンかオフしかなく(私の部屋のエアコンは未だに一定速です。)結露水は滅茶苦茶冷たい水か、出ないかのどちらかでした。しかしインバーター式では、ちょっと冷えた水が出ることも多いのです。微生物も繁殖のためには適温が大切で、低い温度の水では繁殖しづらいのですが、インバーターでは一定速より適温になりやすいのです。そのため昨今ドレン系のエラーは昔より出やすくなっています。